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三輪二郎

三輪二郎

ミワジロウ

Editor's note

2011年、「平成」の中にこの様な「良き昭和」の時代の「良き流し」的雰囲気 ぷんぷんのアーティストがいるだなんてわたくし、思いもしませんでした。アコギ一本に朗々と唄を紡ぐ、つまり弾き語りスタイルを貫く、若き・ブルー スマン三輪二郎。哀愁漂う曲達とちょいと世を拗ねた様な歌詞達を良い声と良い音で文字通り・ 弾いて語られたならば、酒など飲んでいなくても、仕事帰りに馴染みの居酒屋でしゃっくりあげながらグイと一杯また一杯煽ったくたびれたサラリーマンの様な 気分でほろろろ〜んとしてきてしまうのも道理なのです。彼の飄々とした色気には、畠山美由紀さんやら豊田道倫氏も惚れ込んでおり、 寧ろ三輪二郎自身が豊田氏に渡した一本のカセットテープにより、2010年発のアルバム『レモンサワー』は氏のプロデュースが実現。 相性が良いのは当たり前ですが、このアルバムには川本真琴が参加したり、更に 浅川マキのカバーがあったりとこりゃもう「やられた」という感じです。「古き良き」だけれども決して時代錯誤ではないのが彼の持ち味。現代の西岡恭蔵と呼ばして頂きたい次第です。